
<第二日目 5/4 日曜日>

少しゆっくりのAM7:05、出発する。

天気はよさそうだぞ。
最初はちょっとぐちゃぐちゃしたシラベの樹林帯を登ってゆく。

ちょっと開けたところに出る。まだ雪は無い。

道は明瞭だ。

やがて雪が出てきた。

踏み抜き地獄が始まる。

AM8:25、奥千丈岳到着。標高2409M、北奥千丈岳の前衛峰だ。




こうも踏み抜きが続くと、さすがに登るのに難儀する。

雪深いが上空が開けてきた。


2550M圏、展望が開けてきたぞ。





AM10:14、北奥千丈岳到着。標高2601M、奥秩父最高峰だ。

これでついに奥秩父主脈ルートに合流したわけだ。6年前のGWに落雷と大雪に見舞われながらここにたどり着いたことが思い出される。
今は少し雲が多いが、青空ものぞき風も無い。休憩しながら景色を楽しむ。



AM10:24、北奥千丈岳を後に、大弛峠へ下りる。

縦走路へ出た。
右は国師だが、今回は寄らずに大弛小屋へ向かう。




AM11:00、大弛小屋到着。

忘れもしない6年前の2019年、ちょうど令和が始まる5月のこのGWのことだ。 奥秩父主脈縦走四日目にして、間近に雷が落ち、吹雪の中を何とかここへたどり着き、無理を言って食事付宿泊にしてもらった。
ご主人はこちらのことなど無論覚えてはいなかったが、 こちらは再会できて嬉しくなり、何度もお礼を申し上げた。
小屋を出るとすぐに大弛峠だ。

ここから朝日岳へ、200M強を登り返す。

最初は少し急な雪面が続く。

ずぼずぼとはまり続ける。

しかし途中途中でのアルプスへの美しい眺望が、疲れを癒してくれる。


またしても魚の骨・・・



やがて岩々したピークが現れる。朝日岳手前のP2528と思われる。

ピークから振り返る。富士山には雲がかかっている。


目の前の広い谷は「荒川」という富士川の支流らしい。東京湾に流れる荒川ではない。

ようやく雲も取れてきたか。

PM13:18、朝日岳到着。

山頂より。・・・いい感じだね!





PM13:28、出発する。




PM14:35、金峰山到着。標高2599Mだ。
山頂標識を撮り忘れたが、ちょうど晴れ上がり、360°の絶景だぜ。









富士に南プスに。

五丈岩。

五丈岩袂より、山頂を見る。

PM15:00、金峰山を後にする。


瑞牆へ下りるぞ。

これから降り下るギザ尾根の向こうに瑞牆山。

千代の吹上というところ。

この辺りから登山道は凍結したツルツルのアイスバーン・・・というより氷の塊になる。 GWのこの時期にして、アイゼンがなければとても降りられない。
樹林帯の途中から瑞牆山が見える。

一時間半ほど樹林帯を下ってゆくと、

大日岩到着。PM16:33だ。

アイスバーンですっ転びそうになりながらここまで、標高差にして約420Mを下ってきた。

今回はこの大日岩を登り、八丁平を経て富士見小屋へ下る計画だ。
例の「山と高原地図」にはこの大日岩経由ルートについて、 「・・・岩場のトラバースが極めて危険」と、わざわざ抜き書きして書かれている。
実際、数年前にここを通ったご夫婦が滑落し亡くなっている。
昼間の残りのパンを食べ、両手に「ぺっ」「ぺっ」とツバキをかけてから、気合を入れ岩に取り付く。









大日岩は越えた。だがおっかない続きがありそうだ。
今度は高さ5Mはありそうな岩の上を進む。 落ち葉が積もってわかりづらいが、その大岩が2つ3つ続いてある。
最初の岩と岩の間が80cmくらい隙間が空いている。
飛び越えねばならない。
「やっ!」
・・・っと、落ちなかった・・・。
次は落ち葉のブリッジが架かっているようなところ(下写真)。

踏み抜いて滑落したくない。落ちれば痛い。それに落ちたら上がってこられない。
時刻は17:00をまわっている。
叫んでも誰も助けに来てくれないだろう。
なんとか八丁平側へ降りてきた(振返り撮影)。

富士見平へは小川山への分岐を西へ下るのだが、その手前にもう一つ、
長野県川上村(金峰山荘方面)への分岐がある。
ここの標識にちょっと混乱してしまった。

(小川山は真北だろ?)なんで?
太陽は赤く西に傾き、日没が近づいている。 それなのにその標識は、そっちに向いている。
5分くらい考えたがわからず、ええいままよと標識方向に進むと、
やがて90°ターンが現れ一安心。
さらに5分ぐらい行くと富士見平への分岐標識が現れた。
山と高原地図ではわからなかったが、地理院地形図を取り出すと、
最初の分岐は小さなT字交差点になっていた。なるほどね。
日没が近いので急いで下ってゆく。
途中水場があり、念のため給水した。

渡渉し、ちょっと危なっかしいトラバースを経て、
富士見平小屋到着は、PM18:24となっていた。

なんだかんだで、丸一日近く歩いてここまで来た。遠かったが、天気も良くいい山旅だった。
明日は瑞牆に登って午前のうちに帰路に就く予定。
晴れるといいな。
第二日目の稿、了。



