2025徳和川右俣遡上~瑞牆山縦走 第二日目

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金峰山頂より

<第二日目 5/4 日曜日>

<第二日目前半ルート>

少しゆっくりのAM7:05、出発する。

シラベ平出発 お世話になりました

天気はよさそうだぞ。

最初はちょっとぐちゃぐちゃしたシラベの樹林帯を登ってゆく。

うっそうとしたシラベの森

ちょっと開けたところに出る。まだ雪は無い。

2200M圏か

道は明瞭だ。

標識がある

やがて雪が出てきた。

2300M圏か
ここから先は、腐った雪道になるだろう。持ってきた軽アイゼンを装着する。

踏み抜き地獄が始まる。

ズボッと

AM8:25、奥千丈岳到着。標高2409M、北奥千丈岳の前衛峰だ。

奥千丈岳到着
一息入れてすぐに出発。

傾斜は大したことないが、本当に腐ってるなこの雪は

なんだ、このマーキングは!

こうも踏み抜きが続くと、さすがに登るのに難儀する。

2500M圏手前の急登

雪深いが上空が開けてきた。

標高が上がるにつれかなりの積雪に

青空がきれいだ

2550M圏、展望が開けてきたぞ。

右に金峰山、正面に壁のように連なるのは・・・

・・・南アルプス

朝日岳と右奥に八ヶ岳連峰

朝日岳金峰山

金峰山五丈岩

八ヶ岳連峰の主峰赤岳と横岳

山頂近くは雪も深い

AM10:14、北奥千丈岳到着。標高2601M、奥秩父最高峰だ。

北奥千丈岳到着

これでついに奥秩父主脈ルートに合流したわけだ。6年前のGWに落雷と大雪に見舞われながらここにたどり着いたことが思い出される。

⇒2019奥秩父主脈縦走

今は少し雲が多いが、青空ものぞき風も無い。休憩しながら景色を楽しむ。

隣の国師ヶ岳(2591M)。山頂看板も見える。

国師ヶ岳

北東に木賊山と破風山がみえている

雲取山だろうか

ここの山頂は大岩が露出している

AM10:24、北奥千丈岳を後に、大弛峠へ下りる。

山頂を後にする

縦走路へ出た。 右は国師だが、今回は寄らずに大弛小屋へ向かう。

分岐到着

国師通過

金峰と南プス

南八ヶ岳連峰

AM11:00、大弛小屋到着。

大弛小屋
小屋を覗くとご主人がいる。

忘れもしない6年前の2019年、ちょうど令和が始まる5月のこのGWのことだ。 奥秩父主脈縦走四日目にして、間近に雷が落ち、吹雪の中を何とかここへたどり着き、無理を言って食事付宿泊にしてもらった。

ご主人はこちらのことなど無論覚えてはいなかったが、 こちらは再会できて嬉しくなり、何度もお礼を申し上げた。

⇒2019奥秩父主脈縦走 第四日目

小屋を出るとすぐに大弛峠だ。

大弛峠
甲州と信州を分けるこの峠の標高は約2365M。 甲州側は舗装されている(信州側はダートだ)。

ここから朝日岳へ、200M強を登り返す。

AM11:40、大弛峠出発

最初は少し急な雪面が続く。

踏み抜き地獄再開

ずぼずぼとはまり続ける。

しかし途中途中でのアルプスへの美しい眺望が、疲れを癒してくれる。

北岳
甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳

木々の間から垣間見られるのが朝日岳だ。

朝日岳

またしても魚の骨・・・

朝日峠通過

金峰を越え大日岩の手前まではずっと腐れ雪だろう

やがて岩々したピークが現れる。朝日岳手前のP2528と思われる。

2528ピーク

ピークから振り返る。富士山には雲がかかっている。

左手前に向け大弛峠へ続く林道の筋が見える

そして北奥千丈岳

目の前の広い谷は「荒川」という富士川の支流らしい。東京湾に流れる荒川ではない。

ようやく雲も取れてきたか。

PM13:18、朝日岳到着。

山頂より。・・・いい感じだね!

金峰山南アルプス
甲斐駒と五丈岩
拡大五丈岩_今から行くぞ
八ヶ岳

そして俺の足(軽アイゼン装着中)

PM13:28、出発する。

再々、踏み抜き地帯へ

鉄山のトラバースを経て

樹林帯を抜ければ

まもなく金峰山頂だ

PM14:35、金峰山到着。標高2599Mだ。

山頂標識を撮り忘れたが、ちょうど晴れ上がり、360°の絶景だぜ。

瑞牆山八ヶ岳連峰
五丈岩と南アルプス
甲府盆地と富士山
北奥千丈岳方面
五丈岩、巨大だ
南アルプス
今日歩んできた山々もずっと見える。
北奥千丈岳の上には巨大な積乱雲
八ヶ岳
懐かしき「ギザ尾根」

富士に南プスに。

五丈岩。

五丈岩袂より、山頂を見る。

PM15:00、金峰山を後にする。

さらば五丈岩よ

瑞牆へ下りるぞ。

第二日目後半ルート

これから降り下るギザ尾根の向こうに瑞牆山

千代の吹上というところ。

この辺りから登山道は凍結したツルツルのアイスバーン・・・というより氷の塊になる。 GWのこの時期にして、アイゼンがなければとても降りられない。

樹林帯の途中から瑞牆山が見える。

一時間半ほど樹林帯を下ってゆくと、

やがて巨大な岩が見えてきた

大日岩到着。PM16:33だ。

アイスバーンですっ転びそうになりながらここまで、標高差にして約420Mを下ってきた。

金峰山五丈岩とギザ尾根を振り返る

今回はこの大日岩を登り、八丁平を経て富士見小屋へ下る計画だ。

例の「山と高原地図」にはこの大日岩経由ルートについて、 「・・・岩場のトラバースが極めて危険」と、わざわざ抜き書きして書かれている。

実際、数年前にここを通ったご夫婦が滑落し亡くなっている。

昼間の残りのパンを食べ、両手に「ぺっ」「ぺっ」とツバキをかけてから、気合を入れ岩に取り付く。

上にあるあれが落ちてこないだろうか
あれが
慎重かつグイグイと三点支持で登る
登りきったところからの瑞牆山 明日あれに登る

さらに続きが
誰かに似てる・・・

大岩のふもとをすり抜ける
左手へ滑り落ちればジ・エンド

大日岩は越えた。だがおっかない続きがありそうだ。

今度は高さ5Mはありそうな岩の上を進む。 落ち葉が積もってわかりづらいが、その大岩が2つ3つ続いてある。

最初の岩と岩の間が80cmくらい隙間が空いている。

飛び越えねばならない。

「やっ!」

・・・っと、落ちなかった・・・。

次は落ち葉のブリッジが架かっているようなところ(下写真)。

踏み抜いて滑落したくない。落ちれば痛い。それに落ちたら上がってこられない。

時刻は17:00をまわっている。 叫んでも誰も助けに来てくれないだろう。 なんとか八丁平側へ降りてきた(振返り撮影)。

富士見平へは小川山への分岐を西へ下るのだが、その手前にもう一つ、 長野県川上村(金峰山荘方面)への分岐がある。 ここの標識にちょっと混乱してしまった。

八丁平手前の分岐
看板を見ると向かって左方向(西向き)に、「小川山山頂(3時間10分)」と書いてある。

(小川山は真北だろ?)なんで?

太陽は赤く西に傾き、日没が近づいている。 それなのにその標識は、そっちに向いている。

5分くらい考えたがわからず、ええいままよと標識方向に進むと、 やがて90°ターンが現れ一安心。 さらに5分ぐらい行くと富士見平への分岐標識が現れた。 山と高原地図ではわからなかったが、地理院地形図を取り出すと、 最初の分岐は小さなT字交差点になっていた。なるほどね。

日没が近いので急いで下ってゆく。 途中水場があり、念のため給水した。

渡渉し、ちょっと危なっかしいトラバースを経て、 富士見平小屋到着は、PM18:24となっていた。

富士見平小屋テン場到着

なんだかんだで、丸一日近く歩いてここまで来た。遠かったが、天気も良くいい山旅だった。

明日は瑞牆に登って午前のうちに帰路に就く予定。

晴れるといいな。

第二日目の稿、了。

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