<2026.8.15. 第五日目>

当初計画を見直し、本日中に荒川岳を経て椹島へ下り東京へ帰る。
ルートを確認する。

AM3:17、出発する。

畑薙夏期臨時駐車場14:30発 ⇒ 着17:50静岡駅
※2026年度は7/16~8/16までの1か月間のみだった。8/15は終了1日前の便となる。
これに連絡するのは、「特殊東海フォレスト 送迎バス」で、
椹島ロッジ13:00発 ⇒ 着14:10畑薙夏期臨時駐車場
この1本のみだ(ほかに椹島6:10発、10:30発の1日3便)。
椹島までの登山地図のコースタイムを足し算すると約10時間(休憩時間ゼロとして)。 小屋を3時に出ればちょうど13時に着く計算だが、 休憩を入れても、まあ、9時間あれば下りられるだろう。
今日も暗闇をヘッデンで登り始める。
そして今日も朝一の登りということで、複数のパーティががピエールさんを抜いていく。 仕方のないことだが、こんちくしょー、しんどいぞ。
でも着いた。
荒川前岳・中岳分岐到着はAM4:49、約1時間半かかった。





正面に悪沢岳が見えるがまだ雲に隠れている。 とりあえず中岳避難小屋へ向かう。
小屋に入ると、小屋番殿に「いきなりガラガラっとは無いでしょう、泊り客がいたら迷惑ですよね」と言われてしまった。 確かに戸を開けるとすぐ宿泊スペースだ。4~5人横になれる程度の広さがある。
こっちはわからなかった訳だが、申し訳ないですと謝った。 そのあと「少し休憩して何か食べたりしてもいいですか?」と問うと、 「まあいいでしょう、今日は誰もいないので」と言ってくれた。 寒かったのでこれは助かった。
休憩後に外に出ると、夜明けの絶景が待っていた。









この荒川岳から、板谷岳・小河内岳・三伏峠・塩見岳、そして間ノ岳・北岳を経て広河原へ。
今回は叶わなかったが、また来よう。そして仙塩尾根を抜けどこまでも縦走しよう、必ず。
右後方を見れば、おお。










花の南アルプス。花の百名山だ。
最低コルまで来た。

前方岩稜帯へ取り付き登攀開始する。




恒例の記念撮影。

しばらく留まるも、晴れそうもない。

悪沢岳標高が3141M、椹島は1123Mなので、その標高差実に2000M以上を一気に下る。 これはこれでしんどいが、降りなきゃ帰れない。
まずは丸山、そして千枚岳、さらに千枚小屋へと下ってゆく。



だいぶ雲が出てきてしまったが、前方に丸山が見えてきた。







千枚岳へと続く岩場の痩せ尾根地帯へと入って行くが、
ここは花の百名山だ。














登りきると、そこが千枚岳だった。




またきっと会いに来る。
千枚岳をAM8:08出発。千枚小屋へ向け、駆け下りるように下る。

2025年から無期限の休業となり、テン場や水場・トイレの利用も禁止されているようだ。
南ア最深部への山行に、一度泊まってみたいと思っていたが、当分叶わぬようだ。

7~8分の休憩ですぐに出発。









登山道は少し登り返し、「小石下(1587M)」という尾根上のピークを通過する。 ここを通過すると急下りだ。
120Mくらい転がりそうな斜面を下りると、再び林道と交差。

ここまで1700M以上を下って来て、いい加減ウンザリしているところへ、
何故いまさらまた登りに?
すると、刺々しい岩場が出てきた。


ここで雨が降ってくるという。 あとちょっとで椹島なのに、勘弁してくれよ~。
本降りになって来たので、仕方なく雨具を出して着る。
鉄塔を3つぐらい過ぎると、またしても急下り。
標高差250M以上を転がるように下るが、ついに大井川の川音が激しく、大きく聞こえてきた。

そしてそれはこの山行の終わりでもある。



AM12:07、椹島に到着。雨はあがっていた。

バスの受付をし、13:00発の送迎バスで畑薙へ、畑薙から4:30発のジャストラインで静岡へ。 静岡発18時台の新幹線で東京へ、そこから自宅へ。自宅に着いたのは21時前だった。
疲労度合いは甚だしいが、けがも無く歩いてこられた。
頑張った自分の足に感謝しよう。
南アルプス南部縦走の稿、了。























































































































































































