
<第三日目 8月11日 日曜日>
4時半頃起きて外に出てみる。



AM5:15、出発する。

朝食は途中で食べることにした。


少し進んで、南を振り返る。

右手にはずっと穂高連峰だ。

陽はすっかり登り、振り返れば先ほどまでいたテン場とその上の肩に笠ヶ岳山荘がよく見える。

振り返れば焼岳、乗鞍、御岳へと展望が広がる。

AM6:15、笠新道との分岐に到着する。昨日はここまで登ってきたわけだ(寝落ちしながら・・)。
何度も笠ヶ岳を振り返る。

よく晴れている。

抜戸岳へ登ってみる。

早朝のまだ冷たい空気の中、稜線を登山者が行く。

朝のうちはやはり眺めが素晴らしい。






目を凝らすとずっと遠くに双六小屋が見えている。思わずズームしてみる。

空が青い。

前方P2667の手前を右に下る。


振り返ると何人かの登山者が下ってくる。空はひたすら青い。

P2667手前の曲がり角に着く。

ここから右へ下る。

下り途中に少し振り返ってみる。



AM7:55、登り返しに取り掛かる。

大ノマを越え、下り始める。





楽しい稜線歩きの後、弓折岳から弓折乗越へ。
だいぶ雲も出てきた。

笠新道がしんどすぎるものだから、こちらの方が登山者は格段に多い。



弓折乗越を過ぎると、なだらかで広い稜線となる。

この辺りには池が点在し、高山植物も多い。
















さらに進むと、双六小屋がはっきりと近くに見えてくる。
あとは下るだけだ。

近くに見えていたのが意外と時間がかかってしまったが、双六のテン場の端っこに着いた。


AM10:25、双六小屋に到着する。まずまずのペースだ。居眠りもしなかった。

小屋で昼食をとる。
おでんを注文したのかな・・

AM10:48、双六小屋を出発する。



双六山頂までの、この広く平らな尾根から振り返れば、真正面に槍が見えるはずなのだが、 すっかりと雲におおわれて見えない。 残念だが、また今度にとっておこう。
緩やかな尾根を進む。

進んでいくと、登山道の端に雷鳥が鎮座している。人間が近づいても動くそぶりもなく砂浴びだ。 そんなに信用されてもなあ・・・。
しまいには焼鳥にして食っちまうぞ。



双六から三又蓮華岳へ向かうのに、私は尾根筋を通ってきたが、双六山頂を通らない中間標高のコースと、さらにその下には三又蓮華岳山頂も通らない巻き道コースがある。双六小屋から三俣山荘までの最短コースだ。
いずれもカール地形の中を通るお花畑コースとなっている。

PM13:44、三又蓮華岳に到着する。だいぶゆっくり歩いて来た。

しばらく山頂からの景色を堪能する。






伊藤新道の起点となる湯又から硫黄尾根にかけては地熱の高いエリアだ。
大地の灼熱を象徴するような赤く染まった岩肌を現出させている。

三俣蓮華岳から下降し、巻道と合流する。

ここから本日の幕営地の小屋まで標高差200M以上、さっきは近くに見えていたのだが意外と遠い。それでも・・・

着いた。

PM14:29、三俣山荘到着だ。
早めに出発したので、まずまずのペースで歩いてこられた。天気もまあ申し分なかった。
さてテントを設営するのだが・・・

テントが多すぎて、張る場所を探すのに難儀した。小屋から遠い草地に何とか場所を見つけ、荷物を置いて小屋に受付に行く。
テントと小屋の往復が遠い。ちょうど中間地点に水場がある。じゃんじゃん出ている。
テントを張り終え、水を汲んで晩飯を作る。 持って行った野菜の残りとベーコン缶ツマとパスタでスープパスタのようなものを作る。腹が減った。
今日も長丁場ではあったが、明日の方が長距離だ。
何しろ鷲羽・水晶を越え、赤牛を越えて、読売新道を奥黒部ヒュッテまで下らなければならない。 このためAM3:30には出発したいところだ。
時計は17時半を回っていた。
8月の太陽はまだまだ沈まないが、寝ることにする。

本当に早起きしないと、たどり着けない。 そのことを自分に言い聞かせ、早々とシュラフに包まる。
早く寝るんだ、早く寝るんだ。
第三日目の稿、了。




